おはようございます、こんにちは、こんばんは。
まだ本誌読んでいない人にはネタバレになります。こんなブログでせっかくの楽しみを潰さないように注意してくださいww
キングダム629話 感想
いやー、今回は話の展開自体は大きくは進みませんでしたね~。
でも個人的には、飛信隊隊員にとって信がどれほど大きな存在なのかがわかる描写が多く、感動しました。
前回までの話では、まさかの武の神を成敗(僕は武の神とは今後も末永くお付き合いしていくものとばかり思っていました。)した信ですが、
倒れこんだまま、微動だにしない・・。やはり武の神ほどの強者をオワコンにした代償は大きい様子です。
信はいったいどうなる??李牧を討ち取る事が出来るのか??
武の神を討ち取ったことで、秦軍の勝利はもう目前と言っても良いでしょう。
実際、このまま本陣に居ても勝ち目のない李牧は脱出しています。
王翦軍大三将の田里弥(でんりみ)も、
「王翦様ご安心を!あとは右軍が李牧を追って、討ち取りまっせ!!私の軍も多少ですが、仕込んでいます♪」
だそうです。秦軍全体が飛信隊がこのまま李牧を討つと期待しているようです。
通常であれば逃げ出した李牧の背を、武の神を討ち取った飛信隊がその勢いのまま討つのがセオリーですが、飛信隊は誰一人追撃していない様子。
その光景を目の当たりにした王翦は「田里弥・・・」と静かに言うのです。コワいww
飛信隊はなぜ動かない?
飛信隊は動かないのではなく、動けないんですね。
飛信隊の心臓とも言える信がぶっ倒れているので。飛信隊には信の生死が危うい中でも、武功のことを考える隊員はいないようです。
亜火錦も「飛信隊は良くも悪くもそういう隊だ」と言っています。
朱海平原3日目の戦いの夜、天幕にて信と姜瘣が言っていた通り、まさに死力を尽くした形となりました。
とは言え、さすがにここで信が退場して次の展開へ!!は、あり得ないと思いますので、時間がかかるにしろ復活はしてくれるはずです。
我々読者はキングダム1巻の冒頭で、群衆が「李信将軍!!李信将軍!!!」と盛り上がりを見せていたシーンを知ってしまっています。
ここで信が死んだら、あのシーンは何?ってなります。まさかの別人という可能性も0ではありませんがww
漫画の中の隊員のみんなは当然この先の未来は見えていません。信が死んでしまった!!という焦りや恐怖、絶望感におそわれています。
飛信隊って、良い隊ですね。みんな涙流して信から離れようとしないんです。軍としての動きではないのかも知れませんが。
他の軍や隊だったら自分のチームのボスが討ち取られたら、「ウォー!!ボスの仇ィィィイ」とか言って追いかけまわしにいくはずですもんね。
でも飛信隊は違いました。信の事が心配すぎてみんな動けません。もう李牧なんてみんな頭の中にありません。今は信の生死だけです。
というか、今回の629話で、飛信隊は今、夢半ばであることを再認識させられたと同時に、隊員にとって、飛信隊とは人生そのものなのかも。と思わされました。
本気で信が大将軍になることを夢見て命をかけて戦っているんだと。
この業攻めでも、将軍首を3つも上げている信なので、次の論功行賞で将軍へ昇進するのはほぼ確定的でしょう。
しかも、せっかく因縁の武の神を討ち取ったというのに、こんなところで信に退場されても困ります。
信復活のカギは姜瘣?
絶望し涙を流している中、これまた満身創痍の姜瘣が何やら意味深な面持ちで信を見つめています。
何か信を助ける秘策でもありげな顔です。また得意の薬草ではないでしょうな。今回ばかりは、薬草でなくベホマズン級の魔法じゃないと厳しいのでは。
というか、毎回姜瘣頼みっていうのも何だかなぁ・・。とも思います。しかし飛信隊だけでなく、読者的にも信に退場されては困りますので、
姜瘣姉さんすみませんが、信を助けてやってください。お願いします。
業攻めは勝利出来るのか?
秦軍としては、このまま李牧を討って勝利が理想でしょう。
飛信隊が追わないのなら他が追って討ち取るのみです。しかし、李牧を倒す最有力の飛信隊が追えないという状況は、逆に言うと李牧が逃げきる事が出来る理由とも言えますね。趙の馬は速いですし追いつくのは厳しいかも知れません。
李牧としては業を解放しなければなりません。業は今、桓騎軍が包囲していますので、このまま業解放戦となるのでしょうか。
さすがに趙は有力武将を失いすぎているので、ガチンコ対決とはならないとは思いますが、また李牧の策が飛び出るのか、このまま業陥落となるのか。
「楊端和とキタリが、今日が決着の日だ!」キリっとしたのは、朱海平原の戦いのことなのか、今回の戦い秦vs趙のことなのか。
何にせよ、来週も掲載あります!原先生に感謝し待つことにします。