おはようございます、こんにちは、こんばんは。
どうも!!non-tanです!
何でいまさら縛虎申?って思われる方もいると思います。
縛虎申は登場回数こそ少ないものの、実はキングダムファンの間では非常に人気の高いキャラクターなのです。
僕も、縛虎申に魅了されたうちの一人です。
とは言え、かなり初期に登場したキャラクターなので、もしかしたら忘れている人も多いかも知れません。
さぁ、縛虎申の魅力を受け止める覚悟は出来ましたか。それでは参りましょう。
まずは縛虎申のビジュアルから。こちらです。
はい、めちゃくちゃ怖いですw
みなさんも、考えてみて欲しいのですが、職場の上司に「全員、残業‼‼」ってこの顔で言われたら皆さん選択の余地ないですよね?w
縛虎申はこんな感じで、部下に突撃命令を下します。
しかも死闘を繰り広げ、満身創痍の歩兵たちに対して、さらに過酷な死地へ突撃させます。
その日働きまくって成果を上げても、どんなに大切な予定があっても、例えインフルエンザでも
こんな顔で命令されたら残業するしかありませんよね。
え?私なら断るって?本当ですか?
断るなら止めはしません。が、もし口答えしようものならこうなります。
そうです。少しでも拒否しようものなら、斬られるんです。
縛虎申「おい!貴様、残業しろ‼」
縛虎申「貴様ぁ!上司に口答えするな‼」ビシュ‼‼‼
この時代はパワハラも何もありません。
断ったら斬られてあの世行きなら、せめて死地に突撃してワンチャン生き残る事に賭けた方がマシです。
突撃を命じられた部下は、どんな死地へも玉砕覚悟で突っ込んで行くしか道はないのです。
とは言え普通なら、
「こいつ何なん?」
「縛虎申最低じゃん」
って感じですよね。
しかし人気のあるキャラクターなのは間違いありません。
登場回数が少ない割に人気があるには何か秘密があるはずです。その秘密を見てみましょう。
まずは縛虎申の基本情報はこちらです。
名前 | 縛虎申(ばくこしん) |
国 | 秦 |
登場巻数 | 6巻~7巻 |
職位 | 千人将 |
性格 | 熱血漢、厳格、頑固、短気 |
得意 | 特攻、中央突破 |
縛虎申が活躍した戦
縛虎申は、秦軍の千人将です。
縛虎申が活躍した戦は、秦vs魏の蛇甘平原の戦いです。
この蛇甘平原の戦いは両軍15万規模の兵力をぶつけ合う、大戦となりました。
この戦いで縛虎申は、みごとに敵軍の副将を討ち取り、秦軍勝利のきっかけを作りました。
メモ
「蛇甘平原の戦いってどんな戦いだった?」 って方はこちらで戦いをまとめていますので興味があれば見てみてください。
縛虎申はめちゃくちゃ怖い
キングダムの読者に縛虎申と言えば?って質問をすると、ほとんどの人が、
「すぐに突撃する武将」って感じの返答をします。
縛虎申は一度走り出すと止まらない、パチンコ玉のような武人です。
そんな縛虎申の怖いところをまとめてみます。
ココが怖いよ!縛虎申
シンプルに顔が怖い
まずは見たまんまですが、とにかく顔が怖い。顔で暴力を振るってきます。
笑い方が味方とは思えない
縛虎申の笑い方は「ククク」悪役のそれです。
口が悪い
【言葉を選ぶ、オブラートに包む、口は災いの元】縛虎申はそういうの習ってきていません。尖りきった歯で噛みついてきます。
気に食わなければ、仲間でも斬る
【腹を割って話す、聞き間違いかも知れない、何か誤解があったのかもしれない】縛虎申はそういうの興味ありません。俺様です。
同格の千人将を新参者扱い。殺すぞと暴言も。
【相手を立てる、メンツを守る、飲み仲間を作る】基本、縛虎申は友達はいりません。欲しいのは実直な駒です。
味方が死んでも平然としている
縛虎申が涙する事はありません。涙腺と感情がぶっ壊れているためです。
縛虎申は確固たる信念を持っている
ここまで、縛虎申は厳しく残虐な印象を受けたと思います。
実際にキングダムの漫画を読み進めていけば、ほとんどの人がそういう印象を抱きます。
しかし縛虎申は実は、厳しさの裏に確固たる信念を持っています。漫画をさらに読み進めるとわかります。
例えばこんなところが上げられます。
ココがすごいよ!縛虎申
他者に厳しいが、己にも厳しい
部下にだけ、万の軍に突撃させるわけではありません。縛虎申は常に先陣を切って突撃していきます。
もちろん、先頭が敵の刃を最初に受けるため一番危険です。
そんな危険なポジショニングをします。部下には自分の背中をしっかりと見せつけるのが縛虎申という男です。
戦の本質が見えていて、情に流されない。
劣勢の戦場に救援に向かおうとしている味方へ、
「貴様は歩兵を助けに戦場にやってきたのか、それとも魏軍に勝つためにやってきたのか。どっちだ?」と問う。
縛虎申は勝利しないと全てが無に帰すことを理解しています。
これまで犠牲になった仲間のためにも、眼前の兵のためではなく、戦を全体で捉え秦国の勝利だけを目的としています。
犠牲になった仲間の数だけ無茶をする
縛虎申は犠牲になった仲間が多い時ほど勝利するために無茶な戦いをします。
戦果を挙げなければ死んだ仲間が報われないという思いがある証拠と言えます。
自分が前進出来たのは味方の犠牲の上という自覚がある
無謀な突撃をした縛虎申は敵の矢で心臓を撃ち抜かれます。しかし縛虎申は倒れずに前進し続け、敵将の前に辿り着くのです。
「犠牲になった部下の橋を渡って俺はここまでこれた」と言います。
このことから縛虎申は、勝利の犠牲になってくれた部下の想いも乗っけて、戦っていたことがわかります。
死力を尽くした馬を称える
無茶な突撃により絶命した馬に悲しい表情を送る信に対し、
「主のために死力を尽くした名馬は悲しみでは無く、誇りで見送ってやれ」と教えます。
馬にも礼儀を持って接する事が出来るのが縛虎申という男です。
縛虎申は不器用なだけ
以上のことから、縛虎申はただ非道に見られがちですが、実は正義感と強い信念を持った、ブレないカッコいい武将なのです。
不器用がゆえに関わりが薄いと、良く思わない人が多いのが事実です。
しかし、長年縛虎申に付き従った直属の部下や、深く戦で関わりを持った仲間は、
決してブレない信念の強さ
自らが先頭に立つ勇ましさ
勝利のための自分の役割を全うする正義感
情に流されず自分を見失わない
など、武人として縛虎申という男に敬意を払うようになります。
縛虎申蛇甘平原に散る
そんな不器用で高倉健な縛虎申は、副将を討ち取りますが、相打ちという形で縛虎申も力尽きてしまいます。
この辺まで漫画を読み進めた読者ならすでに
「マジ?縛虎申死ぬの?残念・・」という気持ちになっています。
縛虎申はこの蛇甘平原でしか登場しない初期キャラではありますが、読者に強烈なインパクトを残しました。
もしも縛虎申が生きていたら?
縛虎申が蛇甘平原で命を落としていなかったら、今頃は将軍になっててもおかしくないと思います。
千人将は決して権限が高い方ではありません。
にも関わらず、彼の発言力や戦況を変える戦い方は千人将の枠を飛び越えていたように感じます。
同じく突撃が趣味の麃公将軍とは相性が良さそうです。
実際に縛虎申は麃公将軍を慕っていて、
「あんなに戦の強い将は他に知らぬ」
と言っています。
うーん、まだまだたくさんの戦場で活躍する【漢】縛虎申を見てみたかった。。
終わりに
いかがでしたか?
縛虎申は、非常に魅力のあるキャラクターだと思ってもらえたら僕も嬉しいです。
あなたの職場には縛虎申のような上司はいますか?
いたら最速で退職届を出しましょうねw
戦国時代を題材とした漫画だからこそ、カッコいいと思えるだけという事ですね。w
以上、彼の名は縛虎申。命知らずな特攻の漢でした。
他に取り上げて欲しいキャラクターがいたら、コメント欄で教えてくださると幸いです!!
それではまた次の記事でお会いしましょう!!