おはようございます、こんにちは、こんばんは。
キングダムは何と言っても大戦や合戦がすごく面白いですよね!
でも、巻数が進むごとに、昔の大戦って結構記憶の彼方に飛んでいきませんか?
単行本や電子書籍が手元にある人は、すぐに見返せますが、そうでない人はこんな戦いもあったのよ!忘れないでw
蛇甘平原戦 こんな方におすすめです!
- 昔、読んだけどイマイチ詳細まで覚えていない人
- 単行本を読み直したいけど、時間がない人
- キングダムを読んだことないけど、概要だけ知りたい人
- キングダムが好きすぎて、何でもいいからキングダムに触れていたい人
まずはこの蛇甘平原の全容がこちら
蛇甘平原戦 全容
・秦軍15万対、魏軍15万
・秦軍総大将【麃公】vs魏軍総大将【呉慶】
・この戦いの目的
魏の玄関口である滎陽(けいよう)城を陥落させ、
東への領土拡大の拠点とせよ
それでは順を追って、蛇甘平原戦をみていきましょう!
信、念願の初陣!!魏軍総大将の呉慶とは?
信の大将軍への道の一歩目となった戦いがこの蛇甘平原の戦いです。
この戦いは、秦が東へ領土を広げるための最重要拠点である、魏の玄関口【滎陽城】を攻め落とす戦いです。
よって、秦が魏に戦いを仕掛けたこととなりますね!乱世なので、こういった領土拡大のための戦争は頻繁に行われますが、
中でもこの蛇甘平原の戦いは、両軍15万もの兵を送り出す、大戦でした。
当然、お金のない信ですので、THEド素人+THE農民の出で立ちで初陣へと向かうことになります(剣だけは大王からもらっているので、めちゃすごい)
そんな大戦の敵軍総大将は、呉慶。魏では魏火龍七師(何やらすごい将7人)の内の一人で、魏の信陵君の食客頭でもあり、軍才に優れた【知略型】の武将。
知略型と言いつつ、見た目めちゃくちゃ怖いっすwそんな風貌で知略型って言わないで欲しい・・w
一方で秦軍の総大将は、麃公将軍。麃公は戦と酒が大好きな猪突猛進型の武将で、戦の度に物凄い数の兵の肉片が飛び散って死にますw
突撃じゃぁー、待機じゃあーといって、本能で軍を動かす【本能型】の武将。部下には信頼されており、無茶な突撃命令でも【御意ィィ】といって死地に突っ込んでいくような軍です。正直、正気の沙汰ではありませんw
信はそんな将軍の兵として戦うとも知らずに、ウキウキ気分で初陣に向かいます。(信も異常な精神力なので、何も心配いりませんがw)
最弱の伍が結成?
戦場に向かう道中、伍を組むこととなります。伍とは簡単に言えば、歩兵を5人集めて、一心同体で戦う1つのチームのことです。
当然、誰もが腕っぷしの良い兵通しでチームを作りたいので、過去に実績のある歩兵からどんどん伍が完成してきます。
初陣の信の伍は最終的に、信、尾平(びへい)、尾到(びとう)、澤圭(たくけい)、姜瘣(きょうかい)の5人で伍のチームとなりました。(今考えれば、このチーム信と姜瘣がいる時点で勝ち確w)
尾平と尾到は兄弟で、信と同じ城戸村の仲間。こちらも初陣。
澤圭は、良い人オーラ全快の弱そうなおっさん。澤圭は何度か戦を経験しています。
姜瘣は無口な謎のチビw
残り者で結成された信たちの伍は他の歩兵たちから、最弱の伍とバカにされます。
まぁ何はともあれ、伍が完成し、滎陽城へと行軍していくこととなりました。
滎陽城での戦いのはずが、蛇甘平原での戦いに変わる
滎陽城へ行軍してた秦軍ですが、魏軍が蛇甘平原に打って出てきたため、蛇甘平原で戦うこととなります。
呉慶が打って出てきた理由は2つ
秦の侵略者に魏の地を跨がせたくない
魏の戦車隊は平地でこそ生きる必殺の部隊
滎陽城での攻城戦と思われた戦いが、急に蛇甘平原での戦いとなったので、秦軍は大きく遅れをとることとなってしまいます。
遅れをとった秦軍は丘を魏軍に占領されてしまったのです。
秦軍は15万の半分の兵力のまま戦を開始する
麃公軍は、全兵力15万、6部隊から成っていました。戦場が急に変わったことで、行軍の足並みが揃わなかったため、
麃公軍⇒第1軍⇒第2軍⇒第4軍の順で戦場に到着しました(信は第4軍)まだ3軍、5軍、6軍は到着していません。
信が到着したころには、既に戦いが始まっており、第2軍に至ってはこの時点ですでに約半数の歩兵が戦死・・。(騎馬隊は全軍待機中)
秦としては、全軍が揃ってから戦うべきところを、何を思ったか麃公さんは、到着した軍から得意の突撃命令を下しますw
いや、ちょっと麃公さん、猪突猛進すぎませんか・・。それとも本能で何か感じ取ったんすか?w
よって、秦軍は地理的にも不利な状態で、魏軍の約半数程度の戦力で戦を展開することになったのです。
中華一?魏軍の戦車隊に苦戦
ただでさえ、戦力差は甚だしい中、魏軍は歩兵皆殺し兵器の戦車を投入してきます。
この戦車隊の出現により、第1軍、第2軍の歩兵が壊滅的被害を被ります。たださえ兵力差があるのに・・。これ負け戦じゃね?
秦軍全体としては、歩兵がかなり減ってしまいました!減ってしまったどころの騒ぎではありません。ここは騎馬兵の援軍が必要では?
ですが、麃公さんはお決まりの「待機じゃぁ~」です。
この時点で、戦力は秦軍2万8千(本軍、第1、第2、第4軍)、魏軍14万となっていました。
そんな中、信が属する第4軍は、姜瘣の策と信の活躍で何とか被害を最小限に抑えることが出来たようです。さすが主人公!!
千人将、縛虎申が獅子奮迅の活躍を見せる
信が属する第4軍が、戦車隊を攻略したところを火の付けどころと感知した本能さんwは、第4軍へ向け騎馬隊を援軍として突撃させます。
第4軍の千人を率いるは縛虎申(ばくこしん)という千人将。このお方も、無謀な突撃を繰り返す、クレイジーピーポーです。この人の隊は例外なく死滅します。
ご覧の通りです。キャラデザインがパワハラです。無茶な突撃を繰り返し、歩兵の大半はあの世に行きます。栄誉ある戦死だ!!キリっ
そんな縛虎申様は、丘の上に陣取っている副将、宮元の首を寡兵で取りにいくと、また無茶ブリ(もはや病気w)を繰り出していきます。
今回の縛虎申様の寡兵突撃命令の理由は以下
戦車隊攻めの絶対絶命の死地を乗り越えた貴様らならば、さらなる死地も乗り越えられる!(だから着いてこいオラ)
という訳で、パワーハラスメントの申し子、縛虎申様が率いる信たち第4軍は、宮元副将の首を取りに万の軍勢へ100人程で突撃をします。
とは言え、魏軍副将を討ち取り、丘も占拠出来れば、この劣勢を少しでも押し返せるかもしれないのは確かです。
縛虎申様は、丘の砂塵が深いことをチャンスと捉え、さらには味方の激務をこなす奮戦もあり、ついに丘を登り切り副将の首を取ります。しかし、縛虎申様もまた、副将に胴体を貫かれ戦死します。
縛虎申様からの信への最後のお言葉は、
「勇猛と無謀は違う、履き違えるとすぐ死ぬぞ」
いや、お前が言うんかい!!と読者全員で突っ込んだ名シーンとも言えますw
王騎が乱入?形勢逆転となるか?
さて、縛虎申様の活躍により、丘の上のポニョ宮元の首を取ったはいいとして、周りはまだまだ敵だらけです。対して秦側は数十名なので、
丘の上を占拠したとは言い難い状況にあります。
しかしここで、通りすがり(?)の王騎が遊軍として参上し、信たち第4軍は丘の上へ秦の旗を上げることに成功します。
王騎曰く、通りすがりでただこの丘に登りたかっただけ。けっして援軍なんかではない。とのことですww
しかしこの王騎の丘の上からの【睨み】が、この後の戦局にも大きな助けとなります。
呉慶ついに動く!本能型vs知略型!
ずーっと丘の上にいた呉慶さんがついに動きました。
麃公さんが軍を動かし続けた結果、呉慶さんは、丘からヒョコヒョコ下りてきました。もちろん、呉慶としては勝ち時とみて出撃して来たわけですが。
武力で勝る(と思っている)麃公さんとしては願ったりの展開なだけに、呉慶のもとへ突撃じゃあを繰り出します。
麃公さんは自らが軍の先頭に立ち、鬼神と化して呉慶軍を圧倒していきます。
焦った呉慶は、麃公さんでは無く、周りの騎兵を狙います(知略)麃公さんの兵は絶対将を討たせないと躍起になるから強いことを見破ったのです(知略)
そしてその戦略はドはまりし、麃公さんの兵は自らが狙われると素の力しか出せず、削られていきます。
麃公さんの兵の士気が下がってきた頃合いでさらに呉慶は懐刀の、朱鬼・麻鬼を呼び、麃公さんの首を取ってこいと命じます。麃公さんピンチです。
朱鬼・麻鬼は、必殺技を使えるのです。その名もシュキマキアタック(武力99)※公式です
キングダムの世界ではどんなに強い武将でも武力MAXの100なんですが、シュキマキアタックは武力99。これを喰らっては麃公さんと言えども、やられてしまうでしょう。
しかし必殺技を出す前に麻鬼は信に、朱鬼は麃公さんにあっさりとやられますw噛ませ犬とは、このこと。
懐刀を失った呉慶は、壊れます。クハハハ。だから戦は止められぬわ!麃公さん一騎打ちだぁ!知略型の武将ともあろうお方がついに壊れるのです。
最後は麃公vs呉慶の一騎打ち!呉慶の敗因は〇〇?
もう見出しでネタバレになってますが、麃公さんが呉慶を討ち取ります。
しかし、呉慶さんも、知略型らしからぬ武人ぶりを見せつけました。一時は呉慶さんTUEEEEEEってなりましたから。
呉慶は、朱鬼、麻鬼を討ち取られた時点で、引く計略が50あったそうです(本当かよw)要は引いて立て直した後に麃公さんをじっくり倒すか、引いたと見せかけて罠に嵌めるのか。そういった計略を繰り出すことも出来たのです。でも、呉慶は、引かなかった。なぜか。
呉慶は、30年前までは小国【甲】という国の王族だったのです。幼いころ、趙に侵略され国が滅ぼされた過去を持つため、侵略者に対し強い恨みを持っています。
今回も侵略者である秦に対し、魏の土を踏ませないように戦場を蛇甘平原へ移しています。
それだけ侵略者に対し強い怨念を持っているからこそ、麃公さんに対しても引かずに私情を優先し迎え撃ったのでした。呉慶の言う、引く計略を用いていたら、もしかしたらまだまだどちらが勝利するかわからなかったと言えるかも知れません。
呉慶が麃公さんに討ち取られたことで、怒り狂った魏軍の猛攻に合うと予想されましたが、国の英雄である呉慶が討ち取られたことは、魏軍の心をもヘシ折る形となり、唯一向かって来る可能性のある、魏軍のもう一人の副将白亀西(はくきさい)は、王騎が脅して敗走させ、見事蛇甘平原の戦いは秦軍の勝利となりました。
ちなみに白亀西はここに陣取ってた副将です。驚くほど何もしていません。呉慶の敗因の一つと言っていいでしょう。
白亀西は開戦からずっとこの丘を陣取っていました。(戦車隊を用いて第1軍、2軍を多く葬ったとは思います)
兎も角、呉慶さん本当にお疲れさまでした。
終わりに
いかがでしたか。蛇甘平原の戦いを、出来るだけコンパクトにまとめました。
僕も一キングダムファンとして、まとめてみた感じとなりましたが、何か違うところだったりがあるかも知れません。(一応まとめる前に復習はしてきたのですが)
もし、相違点などありましたら、コメントなどで教えて頂けると嬉しいです!
今後も別の大戦をまとめて、記事にしようと思っているので、何かまとめて欲しい大戦などがありましたら、気軽にコメント欄で教えてくださいね!